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節分会を開催しました(5階病棟)
2月2日(木)、二月と言えば「節分」ということで、5階病棟では、「節分会」を開催しました。 IHI播磨病院の患者様は高齢の方が多く、入院中あまり外に出る機会がない患者様にとって、季節感を感じることのできる大事な行事です。 「鬼は外〜!!」を皆でするための、的になる大きな鬼のパネルを作成し、告知のためにエレベーターからよく見えるカウンターに飾っていたのですが、「5階病棟には鬼がいる!」と、スタッフ間や患者様とのコミュニケーションのネタになる人気ぶり?

この鬼のパネルは、患者様にも手伝ってもらって一緒に色塗りをしました。 「昔は、村の祭りとかで看板とかに大きな絵や文字をよく描いたもんやで」と、腕に覚えのあるエピソードが出てきたり、「懐かしいなぁ」と昔を回想する場面がありながら、みなさん楽しく真剣に取り組んでくださいました。
 



当日は、20名の患者様と家族様が参加と、大盛況!! 節分って何?なんで豆まきするの?なんで鬼は虎のパンツ?などといった節分まめ知識から始まり、簡単にできるストレッチ体操や呼吸法、 テレビでもお馴染みの血管の名医・池谷敏郎医師が考案した血管の若返りが期待できるゾンビ体操、認知機能の向上に効果が期待できるシナプソロジー体験をしたり、インド伝来のラフターヨガ(笑いヨガ)で笑いの体操をして、自分の身体と向き合ってもらいながら、「鬼は外」をするための心と身体の準備をしていきました。 普段の生活で大声なんて出さない中、大声で笑ってくれるかなぁ。と心配してましたが、みなさん予想以上に大きな声を出して参加してくださいました。

最後は、それぞれの体の痛みや将来の不安、言えない悩みなど、日頃抱えているストレスをパネルの鬼に向かって集めてもらって、「鬼は外〜!!!」と言いながら新聞紙を丸めた豆を投げてもらい、鬼退治をしてもらいました。 毎回思いますが、投げる姿は皆さん本気!!今回もいい鬼退治が出来たように思います。



デイルームで解散した後は、鬼のパネルをもって病室を巡り、参加できなかった患者様1人ひとりに「鬼は外」をしてもらいました。 いつもは寝てばかりの患者様も、目を丸くしながら大きな声で「大きい鬼やなぁ!」と言って何度も「鬼は外」をしてくれたりと、それぞれに喜んでもらって全員の厄払いができました。



国の高齢者保健福祉施策においても、「健康づくりや生きがいづくり」が提唱されています。 高齢になると心身の機能低下等により役割の喪失を受けやすく、存在感・生きがい感の喪失にもつながるといわれています。しかし、虚弱でも担える役割があるはずであり、入院という限られた時間の中ではありますが、対人援助職として、こうしたレクリエーションや日々のケア業務を通して、「健康や生きがい」を持ってもらえる環境づくりをしていきたいと思います。